●N邸 着工前のイメージ

独立してはじめてのおうち。
一緒に仕事をしたことのある大工さんに、独立を機に、
友人の家をつくるというので、
やってみない?
と声をかけていただいた。
施主さんは、かつて、脳外科の先生をされていたかた。
でも、手術して、もとのようになるのは、
数パーセント。命は助かる。。
でも、まひはのこる。。
そんな経験を得て、福祉の先生をされていた。
大工さんは、もともとは、佐藤秀の職人さん。
若い時、それこそ、お茶室だとか、社寺だとか、レーモンドの家とか、
ばかりをつくってきたかた。
図面が完成し、
見積もり完了というところで、
大工さんがくもかくか出血で倒れた。
施主さんの機転により、
まひひとつなく、完治。
そして、命の恩人の家を完成させた。
事実は、小説より、奇なり。
私のはじめての家づくりは、
ドラマのように、想いのこもった家づくりになりました。
ありがとう。
この家を通して、私は建築家になることを誓った。
忘れられない家。
(いろいろあった大切なこと。すこしづつ大切なことに、UP予定です。)