● 手のチカラを信じる

手で

現場で、職人さんの姿に感動することがあります。
今日もまた、
一人の職人さんの手に
感動してしまいました。
住宅では
無垢材(カバ桜です)を貼っても、
サンダ-をかけることはほとんどありません。
棟梁の仕事はいつも丁寧で、
いつも、ここまでやるのかって、
びっくりしてしまうのですが、
今日もまた、
1枚、1枚、丁寧に貼られた床に、
真っ白になりながら、サンダ-をかけられていました。
その様子をみていたのですが、
ただ、サンダ-をかけるのでなく、
手を添えて、
かけた後をなでて、
仕上がりの
感触を確かめながらの作業でした。
手のチカラってやっぱりすごいと
思います。
棟梁が手で撫でて、
よしとした床は、
お施主さんが住まわれて、
素足で歩かれても、
きっとやさしい床になるでしょう。
サンダ-をかけられない、
際部分は、手やすりをかけられていましたね。
こういう現場にいなければ
分からない
職人さんの仕事への思い。
大切にしなければいけないですね。
心地のよい空間を設計者としてつくれるように。
手で撫でるように図面を書いてみたいものです。

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