● 鬼瓦4

いぶされたいろ

富岡鬼瓦工房さんに
行ってきました。
レポのつづきです。
成型された鬼瓦は
焼かれていぶし瓦になります。
昔は、今も五十嵐さんがつづけられているように
だるま釜(現在、日本には3基しかありません。
五十嵐さんが2基、四国に1基(観光用)、そして新しく1基模索中のようです。)
で焼かれていましたが、
だるま釜焼くことは相当な労力が必要なこと、近隣への配慮が大変なことに
よって、富岡さんのところはガス釜を使用されています。
五十嵐さんに夏、お会いしたとき、
釜いれの跡後は、2、3キロやせしまったとか!
一晩中ついていなけれないけない大仕事だそうです
(※ガスのときも離れなれないそうです)
あの粘土の色がやかれて、
いぶされることで瓦色になります。
瓦の土も今は真空土練機でつくられているそうですが、
昔は、大男の方が踏んでつんだものを
たたらといい使用されていたそうで、
今のものと違い、適度に空気がはいっていることによって、
凍害にもつよかったようで、
たたらで、だるま釜で焼いた瓦が呼吸する瓦として、
一番強いようで、何百年も屋根として使われているそうです。
※今の瓦は空気をいれないで、高温で焼いて、
 呼吸をとめ、
 凍害に強くされているそうです。
※たたら復活に向け、信州で動きがあるそうです。

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