● 土の建築。石膏ボ-ドの建築

久住さんによる左官的塾の公開講座、OZONでの塗り壁のお話を聞いてまいりました。
左官的塾は、どちらかというと専門的な人向けで
世界の土の建築のお話。
日本の土壁のお話。
久住さんの作品のお話。
そして、未来へのお話。
OZONは一般の方向けというかんじで
久住さんの作品をみながら、質問を受けながら
詳しく(一般の人でもわかりやすいよいに)説明してくださり、
最後に、少しだけ実演をしてくださりました。
久住さんのお話は、おもしろくて、
同じ写真でも、違う見方の話もあり、
時間もあっという間にすぎてしまいました。
内容は盛りだくさんすぎて、
書ききれないのですが、少しだけかんじたことを。。(また数回にわけさせてください)
まずは、世界中には、土の建築がたくさんあること。
この日、山手線が止まってしまい、はじめのほうがみられなかったのですが、
それでも、たくさんの土の建築のスライドをみせていただきました。
土の建築は
小枝に土を塗ってかためてつくったもの→だんご(練ったものがどこかにはいります!忘れました)→日干し煉瓦→版壁というふうに
時代とともに、変化していったそうです。
土と、小枝と。。その土地にあるもので、つくられていく。
それって、とっても自然なようにかんじました。
今の日本の建築基準法は、その土地であるものでつくるということが
むずかしくなっているようにかんじています。
石油製品で固めた家をよしとしている社会的な流行や予算の問題はあるとは思っているですが、
それ以前に、法律として、
石膏ボ-ドもしくは石油製品で固めた家。。お金をかけないとそれ以外の家をつくりにくくなっている国なんて、
日本以外にあるのかな。。不思議です。
2日間ともおしゃていたことなのですが、
コンクリ-トの建物は、完成してから2年間、重要文化座材は立ち入り禁止なんだそうです。
でも、人間は完成してすぐはいる。。
住みやすい暮らしやすい生活をつくるための法律や建築であってほしいと思っています。
石膏ボ-ドの家についてはリンクにもある岡安さんのブログも以前話題にしていました。
住まいのもつ本来のもの
そして、地球の中の生き物の一員として
バランスの中で生きていくことの大切さみたいなものを、
土の建築のスライドはかんじさせてくださいました。

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