●黒ポットの秘密

植物の根と黒ポットについて、おもしろいお話を聞きました。
植物の苗を買ってくるとき、
よく、黒いポットに植えられている。
植物の根って、物にぶつかると枝別れをして、
細かい根が増えていく性質があるそうで、
だから、種を小さい鉢に植えて、
たくさんの細かい根をつけて植え替えするんだそうです。
たしかに、たくさんの細かい根があると、植え替えした時に、
つきやすくなりますよね。
はじめっから大きい鉢に植えてしまうと
細かい根ができずに、大きくなってしまい、
しっかりと地面に立たないのだとか。
そして、ポットから、苗をだすと、
底のほうに、根が渦巻き状にぐるぐるって、廻っていることがある。
そこには、水がたまりやすいから、
集中しているんだそうです。
でも、よい生産者さんだと、黒ポットの横に穴があいていて、
空気がはいり、水がどこにあるかわからないわからなくて、
細かい根があちこちに生えているものもあるのだとか!
日本の苗の文化には、花が咲いていないとうれないという
流行があり、
黒ポットでうえられている状態で、
90%くらい成熟していることがあり、
渦巻き状の根は、人間でいうと、40〜50代の状態。
よく、植え替えするときに、肩の土をとりなさいというのは、
上のほうの古い土をとって、新しい土をいれることで、
空気をいれ、水をあちこちにまわるようにして、
細かい根を生やすためなんだとか。
そこの細かい根は、10代、20代の根になるので、
元気になるのだとか。
なんだか納得のお話でした!