● 炎の匠

釜口をふたをした後、側部分も空気をとめます。
写真のほうに、炎は赤くもえつづけています。
他の入り口をとめたせいか、
さらに勢いをましたようにかんじます。
そこに瓦を積み、
間を土で埋めていくのです。
手で投げて、土をつけ、
鏝をつかい、土を埋め、
それでもだめなところは、
手で、行われていました。
釜は生きているものが
休みをとるまえの
輝きというか強い意志を
もって、燃え上がったようにみえました。
そして、煙は松の黄色にかわりました。
これで、終了。。ではないんですよね。
私たちはこれで帰りましたが、
一休みされた後、
ゆっくり火を落としていきます。
おつかれさまです。
この日感じたのは、
瓦は土であり炎であるということ。
穏やかなイメージだった五十嵐さんの
火と対峙する強さもかんじました。
五十嵐さんのつくられる瓦は
既製品のものとちがって、
炎の後や、手の後がわかります。
それが屋根にのったとき、
なんともいえない味わいになり、
また呼吸する瓦として、
住まう人の健康をしっかり守ってくれるのです。
写真は、離剥窯変瓦です。
手作りなので、この他、いぶし瓦にも、いろいろな種類があります。
ものづくりをされる人としての尊敬の念をこめて。
ありがとうございます。
そして、お体を大切にされてください。
この五十嵐さんの仕事がつながっていきますように。
今日で達磨釜のレポはおわりです。
※HPの素とつくりてたちの瓦の項に
同じ記事をまとめてあります。

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