● エコガーデン4

川口さんのエコガーデンのお話のつづきです。
次回は技術についてです。
今の技術は頑丈すぎてないか
素材選びに間違いはないか
素材の組み合わせに間違いはないか
素材の接合方法に間違いはないか
柔軟性のあるプランニングができないか
というお話がありました。
例えば、車のある場所に鉄筋を入れたコンクリートをうつ。
でも他の人の歩くところだったらいらないんじゃないか。
レンガをモルタルで固めてしまうと壊すのが大変だけれど、
砂の上に敷くだけでも歩くことができる。
そうすれば、生活が変わったときに移動したり、
再利用が簡単になる。
コンクリートに枕木を入れてしまったら、
コンクリートのなかで枕木が先に腐ってしまう。
寿命が違うもののために、コンクリートまで先に壊さなければいけない。
そんな設計になっていないか。
接着剤をつかってしまったら
分別できなくなる。
元にもどせる接続だったら再利用できる。。
日本の伝統的な仕口、継ぎ手などもそうですね。
生活のシーンを考えてみると、
若い夫婦二人、車が一台必要。
子供が育ち、車が2台必要になる。
そしてまた老夫婦二人になり、車が必要でなくなる。。
長く暮らす上で、
生活のスタイルは変わっていく。
でもがっちりとした土間を打ってしまったら、
壊さなくてはいけない。
壊して、つくって、壊してつくるを繰り返さなければいけない。
そうだよなぁ。そうだよなぁと
思いながら、
私自身、駐車場を考えるときに、今、車一台必要だから、一台分のスペースを
というふうに
考えていたことに気づきました。
なんだか勉強になることばかり
この技術のお話、設計者としてとても考えさせられました。
もう少しエコガーデンのお話つづきます。
お楽しみに。

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