● 紙のワ-クショップ2

環境と和紙について
和紙の材料は、楮などの木の皮をつかいます。
その楮ですが、1~3年で元に戻る、成長の早い木なんだそうです。
また木の皮なので、やわらかく、
強い薬品をつかわないで煮ることができるので、
環境によいとされているそうなのですが、
先程、説明をしてくださったように、煮方もいろいろ(以下に書きました)、
和紙の定義が広いので、
和紙の中には環境によいものがある。。といったほうがよさそうですね。
楮は
桑ににているのですが、
触ってみるとずっと肉厚でした。。
・・ちなみに桑も紙にできるそうです。
また和紙を煮るときにつかう灰汁は
土壌改良に使用できたり、
楮の皮をむいた後の木は、
焚きつけがよく、お風呂を沸かすなどに
役にたつなど、循環型な生活が成り立っていたそうです。
やわらかく煮るために
灰汁というものを使用する。。と書きましたが、
現代では、灰汁ではなく、
苛性ソーダや、
ソーダ灰などを使用しているところが多いそうです。
苛性ソーダは強い薬品で、購入するのに、
手続きが必要なものですね。
染色の世界でも、
草木は天然でも、薬品は。。と
問題になっているようです。
ここでは、
地産池消を目指して
近くにあるベーコンのおみせ、あーちゃんでスモークにつかっている
桜の灰汁を使用しているそうです。
後で実習のときに匂いをかぎましたが、
草木染めのときの桜の木の匂いと一緒。
甘い香りがしました。
びっくりでした。
染色では、田んぼの上澄の灰汁を
利用されているのをみたころがあります。
和紙に適しているのは、
ヨモギや、ソバガラといわれているそうですが、
桜もなかなかよい!とのことです。
植物の種類によって、
和紙の色も微妙に変わる。。とのことでした。
なんだかいいですね。。
写真は関係ないですが。。

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