● 宮殿

吉村順三ギャラリーに行ってきました。
今回のテーマは宮殿でした。
体調が悪かった(こちらが大きいかったかな。妹→父→母とまわっていた風邪がとうとう私にやってきました。その頃は頭がくらくらしていて。。でも、元気です!)のと、
建物が大きいものだったのではじめは、ピンとこなくて。。
でも、置かれていたある文を読んだら、
なんだかずっしりとあとからきました。
その文章とは、宮内庁の工務課で宮殿をつくるにあたり、
10人の建築家が集められ、それぞれの建築家の意見を聞く場を設けたときの
吉村さんの議事録です。
10ページ近くに及ぶ意見書だったのですが、
なんだか、建築を。。住まいをつくるにあったっての大切なことを
のべたもので、一度で理解するには難しいものだけれど、
つくることへの純粋さがあって、ずっしりきました。
吉村順三さんって本当につくることが好きだったんだろうなと思います。
吉村隆子さんのお話では、新聞のはじっこの空いているところにまで
スケッチしていた!とのこと。。
選ばれたのは、その文の具体性と、お金など関係ない純粋さじゃないかなと
誰かが話されていました。
この文章を書かれた吉村さん、若いんですよね。。
一部。。その中から抜粋されたものが大きく貼られていました。
・・・宮殿で、大切なものは、純粋。誠実。無私。芸術性。
・・・日本的なものは、屋根と軒の出とそれを支える柱と。。最近のものは重くなりすぎていないか。
・・・日本建築は苦労して斜線をいれていない。
・・・与えられた問題を最も正直にこだわりなくゆくり、誠実に目的を解決しようとする。
抜粋の抜粋なので分かりにくいかもしれませんが、一度その文を読みに、
また行かれたかたはA4のクリアファイルになる文章をぜひ読んでみてください。
http://www.sepia.dti.ne.jp/jymg/sub1_1.html
隆子さんのことば。
展示をやっていて、住宅でないと、とたんに人がこなくなってしまう。
けれど住宅も宮殿も同じものとしてつくっている。
写真を詳細がちがうとかそんなことはどうでもいい。
つくるにあたっての思い。どんなふうに造っているかを
わかってほしい。
吉村先生のお弟子さんの平尾先生のことば。
平尾先生って、
吉村さんの純粋を受け継いでいる方だと思うのですが、
設計っていつできるかわからないから何でもやる。
どんなことでも得るものがある。
現場をやるチャンスはあっても、設計をやるチャンスって
いつめぐってくるかわからない。。
そして、設計っておもしろいっておしゃっていました。
ずっとやってこられた方が、
そういえるのっていいな。
平尾先生もよく、ポストにはいっているマンションなどの
折込チラシをみては、自分だったら、こうやると
書いているそうです(所員の方のお話です。)

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