●刻み

尻はさみ

2008.12.20
施主さんと一緒に
工務店さんの作業場に、
刻みを見に行きました。
仕口、継ぎ手等は、組んでしまうとみえなくなってしまう部分ですが、
そこに、棟梁をはじめとした大工さんたちのこころと技術がこめられています。
自分たちの家がどのような思いで、
どのような方法でつくられているか
せっかく家づくりをされるのであるのですから、
知っていただきたいなぁと思っています。
加工場では、
棟梁のOさん(木のおうちでも、棟梁をしてくださった方です。
木のおうちの施主さんの推薦でした!)
が墨付けをされていました。
そして、いつもの大工さんたちが刻みをされていました。
休憩の時などの穏やかな顔を知っているので、
刻みの時の真剣な顔は、なんだかとってもかっこよくみえました!!
仕上げの時と違って、大きなのみをつかって、
彫られていました。
休憩の時に材を持たせていただきましたが、
ずいぶん重くてびっくりしました。
でもそれでも軽いほうだとお話されていました。
3枚目の継ぎ手は、尻はさみというものだそうです。
ベランダの桁部分になるそうです。
金輪継ぎとちがって、中に来るので、
仕上がったとき、きれいにみえて、残る部分も大きいのだから強いと
説明してくださりました。
はじめてみた仕上げですが、なんだか強そうです。
また造作等を加工する機械もみせていただきました。
他ではみられないようなものもあり、
すごかったです。
施主さんご夫婦も
とても喜ばれていて、うれしかったです。
夕方は、
今度屋根を葺いてくださる屋根舞台の小林保さんの自宅
甘楽商店にお伺いいたしました。(屋根舞台、甘楽商店さんともリンクにあります!)
甘楽木工の西川さん、天然素材のカーテンをつくられるリオさん、
そして、徳井先生ご家族まで(私が勤めていた設計事務所の先生です)
集まり、大宴会となりました。
みなよくしゃべりよく飲み、よく食べて笑っていました。
ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い致します!