● 掻き落し

たまたま、
知り合いの左官屋さんが
掻き落しの面積が広いのでいっきにやらなくてはいけないから
大変だ~といっているという会話を聞いたあと、
著名な左官屋さんにお会いした。
修復の話の中で、
掻落しの話しがでてきた。
掻き落しは、
その日でなくてもできるんだよ。
広い面積だと次の日でできるような
配合をされるとおしゃっていた。
配合は天気や環境によって
少しづつ違うそうですし、
手間を、またひとつかけなければいけないようだけれど、
急ぎしごとより、いいものができそうだなぁと
聞いていて思ったり、
いっきにやらなければならない状況の時、いっきにやるという答え以外に、
いっきにやらない方法はないか
といろいろな角度で検討して方法を探したりしてこられたんじゃないかなと
学ぶことが多いように思った。
その修復前のかけらは掻き落し部分が3mmほどしかなく、
そのために、下地が平らになっていて仕上げが2回されていて、
7mmくらいないと大変だということを説明してくださったり
掻き落しって、どうやってやるんですか?
という質問をしたら、
剣山みたいなものとおしゃるので、お花の剣山ですか?
と聞いてしまったら、
あれは真鍮だからやわらかすぎて、
左官用のもの(昔はつくっていたそうです)でやるのだとか、
素人の質問にもわかりやすく丁寧に答えてくださった
びっくりしたのは、
近くの洋館で似た仕上げがあるからと寄ったとき、
途中でおいかけるのを挫折してしまうようなスピードで
まわった後、
雨仕舞いの考えられている納まりをしている。
とぽつり。。
時間をかけてもまったくそんなこと気づけなかった。
どこがどうなっているとどう雨じまいがよいのか
今度ゆっくりみてこようと思います。
話しはかわりますが、
ちっちゃいおうちの見学会に来てくださった方が、
五十嵐さんの瓦のなんともいえない味わいや
西川材をみて、艶っぽい木だとか木がいい、素人でもわかるよ!と
おしゃっていたのが印象的でした。
2階の空間も広くかんてくださったようで、
ちっちゃいおうちじゃないから、
ちっちゃくないおうちと
おしゃっていただきました(笑)。
遠くから、
また準備など、
いろいろ、ありがとうございました!

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