● 手

昨日で、北本の杜の大工工事が終了。
現場にはいつも、砥石がずらっと並べられていて、
たとえ、お休みの日がはいっても、
月曜日には大工さんたちがやってくるというのが
当たり前になっていたので、
まだ全体の工事は終わっていないので、
また、来ますよ!とおしゃってくださっても、
それまでもがきれいになってしまうと
やはり寂しい。
ずらっとならべられた砥石に向かって、
いれかわりたちかわり、
大工さんたちは道具の手入れをされていました。
昨日も施主さんのお母様と、
完成に向かっていると考えるとうれしいことだと分かっているけれど、
やっぱり寂しいよねと話しこんでしまった。
北本の杜は、
伝統的な継ぎ手、仕口をつかって、大工さんの手によって、
木と木のよいところを最大限に引き出していただいて、
つくっていただいている。
写真は、込み栓を締め直し、形を整えている
棟梁のOさんの手。
技と心を込めてつくられた家というのは、
強いとか丈夫という、今の世界の中で、評価しやすいこと以外にも
つくりてさんとの会話の中で、
施主さんに対しての、暮らしやすい家、長く住んででほしいなぁとかいう思いをかんじるし、
また施主さんとの会話の中で、
大工さんたちがこころをこめてつくってくださったのだから大切にしたいなぁと
いう思いをかんじるし、
なんだか両思いのような、
住まいをつくる。豊かな生活をつくるための
数字では評価しにくいかもしれない、
でも、一番大切なことを含んでいるって思いました。
ありがとうございました。またよろしくお願い致します!
今までの様子は、
workの北本の杜ご覧ください。
ものつくりする方の手ってきれいですよね。

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