●左官工事

2009.0809
左官屋さん 2人 
朝、現場に行くと左官屋さんはお掃除をされていました。
片手にコテ、そして業務用掃除機をかかえて、
ひと粒の埃も残さないぞというような真剣な様子で(笑)
チリ際はもちろん。
養生のダンボールについたのろや、
サッシにたまっている粉などすべてです。
ふつう一日たつと、
ついてしまったのろも、簡単にとれてしまうんだけれども、
湿気があるから、とれにくいっておしゃっていました。
左官屋さんというと塗る場面を想像してしまうけれど、
毎日の現場の様子をみさせていただいていると、
(大工さんもそうですが)塗る以外にも、
墨だしをしたり、清掃をしたりと
準備、後片付けにきちんと時間をかけて、
こころをこめてくださっているのが
わかります。
だからこそ、美しい壁(仕事)ができるのでしょうね。
違う工務店さんの現場で、清掃がよくないため、
へんな灰汁(木の灰汁というよりも、散らかった木屑などの埃の灰汁)がでてしまったことがあります。
こういう部分をきちんとしてしまってもでる
自然のものの灰汁との違い、
きちんと仕事をみせていただいているので、
わかるようになりました。
いいもの、いい仕事を知っていくというのは、
監理の仕事をしていくうえで大切ですね。
未然に防ぐこともできますし。
職人さんたちの仕事に対する姿勢から
私もいろいろなことを教えていただいているように思うのです。
ありがとうございます。