● 塔の家

建築の学校をでた人ならたぶんしっているでしょう。
先日、塔の家の見学会があり行ってきました。
築40年あまり、
今は世代交代されて、建築家であるお嬢さんが住まわれている。
変わった家をめざしたのではなく、
戦後の物資の少ない時代に、
都市に住むにはどうしたらいいだろうと
考えられてつくられた住まいだとおしゃっられていた。
内外とも打放コンクリート。
今の建物とは違いざっくりとした打放。
お金がないのでこの方法を選んだとおしゃっられていましたが、
床は、凸凹のまま、シートを敷いて暮らす計画だったところを、
晩年、床暖房を入れたということで、床ができていました。
(階段部分は当時のまま)
そんなざっくりした印象のコンクリートも、
昔は固練りだったから、ヒビなどがはいらないとおっしゃられていて、
みると本当に、補修部分はヒビがあっても、元々の部分は大丈夫でした。
昔のコンクリートのほうが強いといわれているのは本当かもしれませんね。
暑くて、寒いのでは?
という質問には、
夏の暑さは大丈夫、
冬の寒さが大変でサッシを木製に取り替えたとおしゃられていました。
都市の住まいということで、近隣が近いのですが、
近い状態のほうが、温熱環境は、快適だったそうです。
空間は、小さい多層の住宅は外からみるよりも
ずっと広くかんじ、また、広すぎないところが
ちょうどよいかんじで落ちついてしまいました。
木造住宅みたいでしょうとおしゃられていましたが、
考えてみれば、
ドアのない住まい。
階が分かれていることで、
プライバシ-が確保され、
また完璧には閉じられていない空間が、
不思議に心地よく、長居したくなってしまいました。
ここに住むには、ある程度のコミュニケーションが必要だった。
・・たとえば、勉強をする時間、TVの音がうるさかったら、
小さくしてね。。
みたいな。
・・・とおしゃられていたけれど、
今の社会で、問題になっているものの解決法
この空間で現されてるように思う。
今もなお住まいつづけられている住まいの魅力を
かんじることができてよかったです。
ありがとうございました。

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