木の乾燥の見学の後、
構造のお話もお聞きしました。
構造には、大きくわけて二通りの考えがあり、
ひとつは、固めて強度を求めていく考え、
もうひとつは、ねばり強さで力を上手に逃がしていく考え。
強度=強いと考えられがちだけれども、実寸大モデルで強度を求めていった住宅がころりと
倒れてしまったばかり、
日本の伝統的な建物がもつようなねばりのある建物のつくりかた
忘れてはいけないように思います。
ウインドサーフィンでいえば、
強風のときに、風をとる=強度をとると
自分がふっとんでいってしまって、
のることができない。
強風のときに上手に風を逃がすと、
スピードもでるし、自分がつかれないので、
長時間のることができる
というようなことと感覚的には似ているかな。
強いものに強いもので対応すると折れてしまうけれど、
強いものをやわらかいもので対応すると
そのままでいられる。。日常のことや、
人間関係でもあるかもしれませんね。
実験では、ホールダウン金物で、
足元を固めすぎてしまったとき、
柱が折れてしまったこと、
また無垢の杉の厚板(30)で
2本止めだと床倍率が0.39に対して
3本どめだと床倍率が0.8になったお話など
お聞きすることができました
(こちらのことは、国で実験中。。いずれは、一般の人もデーターとして使用できるようになるとおっしゃられていました。)
構造は進化しているので勉強になります。

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