● もうひとつの時間

先週、建築家の堀部さん、お施主さんであり、アートコーディネーターの森さん、現代アートの作家さんである袴田さんのトークショーに参加しました。
とても楽しみにしていたのに、照明が落ちて、あたたかくなったとたん眠ってしまい失礼なことをしてしまいましたが、後半、必死で聞いたお話はおもしろかったです。
その中で印象に残った言葉は、堀部さんのもうひとつの時間。という言葉です。
時間には、経済的、機能的な時間とそうでない時間があって。
経済的、機能的な時間は、叶えやすく、だからこそ、すたれやすい。
もうひとつの時間が必要だと。
もうひとつの時間がある空間ってなんだろう?
と思ったまま講演会終了後、施主である森さんとお話をさせていただいた。
設計された家(別荘)にいるとき、
何もせず、ぼーっとしている。波の音が、鳥の声が聞こえるっておしゃっていた。
そういうことなのかなと思う。
ぼーっと心をやすめること。
これって、住まいでとっても大切なことですよね。
そんな場所があるかどうか、
って見えないけど長く住まわれる家の要素のように思いました。
写真は、会場の宇都宮美術館の床の一部。緑に囲まれていて、春にきたら、気持ちがよさそうな空間でした

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