● おやすみ都美術館

今日で東京都美術館が大規模改修のため休館になるそうです。
(今日が見納めとなりますので、間に合う方がいらしたらぜひ!外観はそのままのようですが、内部はかなりかわってしまいそうなので。。)
その前に、講演と建築ツアーがあり行ってきました。
講演の中で印象に残った言葉を断片的ですがあげると
建物と建築はちがう。
建築は単なるものであってはいけない。
人がどう歩み、歩んだ人がどんな風景にであうか。
バラックのような粗末な小屋であっても、そこに何か語りかけるものであるか。
観光名所のような場所ではなく、街の中で自発的に生まれたものが美しい。
(それを近代の方法で回答する。。)
平凡な材(高価でなくても。経年変化にたえられるもの)で、非凡な結果を。。
50年年前に建てられたものの今を考えるのは今の50年後を考えることになる・・などでした。
また印象に残ったスライドは、畳一枚もあるコンペ案でした。
規定では小さいきりとられた部分だったのに、町全体の様子を描かれていていました。
講演の休憩の間、ホールの外の椅子に腰をかけてみると、
地下の中庭にようなとことにはいる光がとってもきれいで、
また、外を歩く人、建物を歩く人が楽しそうに歩いていく様子がみれるのに、
適度な距離感があって、
講演などがあって、ほっとしたいときに、ほっとできるいいな場所だなぁって思いました。
建物でなく、建築。
人がどう。。住まいでも大切なことですね。
また経年変化を考えられて選択された素材は、35年経った今も色あせることがなく、
長い目でみた選択の大切さをかんじました。

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