住まう人にとっては、日常の暮らしの場であるので、
行こうかどうか迷ったのですが、
建築の仕事をしている上で、次につなげるために、見ておこうと思い、
県内の地震被害のある場所に行ってきました。
心で感じたことは、重たくて
平衡感覚のない不安感は、今も、残っています。
建物被害のことを書くのはここでは、控えさせていただきますね。
現場では、
地盤改良の工事も始まっていました。
建っている状態での改良現場をみたのは、はじめてでした。
荷重のかかる基礎の下(内外部共)に杭を入れていく作業でしたが、
建物のバランスを壊さないまま、
ほんの少しジャッキして(数ミリまでと決められているそうです。)
計測しながら、短い杭をつないで支持できる深さまでいれていく作業でしたが、
機械をつかえないこと、緩んだ地盤での危険度、技術も必要になるようでした。
(改良方法もいろいろあり、信頼のできる工事をされるところを選ぶのも大切だと思います。)
建物が古いとか、新しいとか、形状とか、
そういうものは、関係なく、
地震は作用していたように思います。
水道、ガス、電気も一ヶ月程、使用できず、
トイレは、公園の仮設トイレのみだったそうで、
地盤被害の少ないところでも、黄色い水しかでなくなってしまって、
給水車もそこまで手が廻らず、水も売っていなかったりとしたそうで、
比較的近い場所でもそうだったんだということ実感しました。
日々の生活を営むための基本となるもの、
しっかりと考えていきたいですね。
そして、日々、普通の暮らしができること、
いろいろなことで支えられていること、
本当に感謝したいですね。

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