少し前ですが掘商店の鍵の博物館に行ってきました。
予約が必要ですが、
世界各地で集めてこられた鍵を見ることができます。
ダミーの鍵穴があるBOXがあったり、
トカゲや人をかたどるものがあったり、
鍵は家を守るものとして、
すごく大切なものだったんだなぁということが
伝わってきておもしろいです。
そんな堀商店さんの鍵ですが、
例えば、独特なピッキングをしにくいシリンダーの他、
鍵穴を一列にしないことや、
クリアランスを小さくすることで
防犯性の高さを確保されています。
その分、施工しにくいのですが、
プロの建具やさんだったらその理由も
わかっているはず、
それをよしとするか、しないかで
建具やさんの技量や心意気を知るチャンスともなります。
毎日触るところ、長く使える暮らしや、構造をつくるのですから、
こういう部分も、同じように、長くすごしていけるものに
していきたいです。
80年経っても壊れることがなく、
いい色になっているっておっしゃてくださるお客さんも
いらっしゃるそうです。

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