和紙に使用するのは、
前のページにのせた皮の部分ではなく、
皮をむいた白い部分になります。
この皮をむく作業は手間がかかり
その上、日当1000円〜2000円くらいにしかならないそうです。
故に、生活が成り立たたなく、
国産の楮をつかった和紙は貴重なものとなっているようです。
楮の違いです。
写真真ん中は国産の楮を
コンニャクをつくるときに使用するソーダ灰で煮たもの
のちりをとっているところです。
井戸水のなかから、
1本1本、取り出し、
ちりをとっていくのです。
大変な作業だと思うのですが、作業をする手が
美しいと思いました。
ものづくりをする方の手って言葉がありますよね。
写真3枚目はタイの楮。
日本と木じたいの性質が違うこと、
強い薬品を使用していること、塩素漂白をしていることで
同じ植物には見えないですね。
色と油脂がぬけないことで、紙質に影響があってやっかいだというお話をお聞きしました。
国産の楮は甘い匂い
タイの楮はプールの匂いがしました。
つづきます。