●刻み3

他の梁や
柱もみせていただきました。
柱のホゾも長いものは210mm程もありました。
写真1枚目は垂木がかかる部分です。
屋根勾配にあわせた勾配ときつい勾配があるのがわかるでしょうか?
組んでから平らにきれいに削り直すために
わざ2寸と3寸をつかいわけて、
と勾配を変えているそうです。
先をみての作業、ひと手間かけることを前程に
そんな工夫をしてくださっているのです。
割れを少しでも少なくするためにいれてくれた
梁の鋸目もわかるでしょうか。
母屋先を細くすることが多いのですが
強度的に弱くならないように木取りや、
せいを工夫してくださったり、
お会いしてお話を聞かなければわからない
そんな大工さんの工夫がたくさんありました。
小口から割れがはいらないよう
風があたらないような養生等
心づくし、本当にうれしかったです。
今週で刻みがおわり、
その後、きれいにカンナをかけるそうです。
そして、上棟後すぐにできるよう
屋根周りの加工をできるだけしておくそうです。
その寸法等の打ち合わせもできました。
大工さんの仕事ってここで終わりというのでなく、
ここまでもやるんだと
いうことが
お話を聞いてわかりました。
こういう方にお会いするとホント晴々とした気持ちになりますね。
上棟がとても楽しみですね。
引き続きよろしくお願いいたします。