●2013.0508−02

つづきです。
板金屋さんのお仕事は本当におもしろく、よく考えられています。
写真1枚目は、
バルコニーの笠木の下地の捨て板金の部分です。
上から流れてきた水が伝わらないように
工夫されているのがわかるでしょうか?
念のためにコーキングもされるとおっしゃっていましたが
そういうものをつかわなくても水がまわらないおさまり。
さすがですね。
写真2枚目は
板金屋さんの
道具です。
上段 右から つかみ やなぎば きくしぼり
下段が えぐりというそうです。
つかみはつかんで折り曲げる作業をされていました。
やなぎばの刃はRなのに直線も細かいRの線も切れるそうです。
きくしぼりはRの板金をつくるときにつかったり、
一番上の写真の納まりのときにも
つかわれているそうです。
この少ない道具でいろいろな作業をしていかれます。
板金=硬いものと思っていたのですが、
この職人さんのお仕事をみていると
自由自在で、やわらかいものという
ふうに思えてきて不思議です。
写真3枚目は施工されているそうです。
窓周りなどは半端な材がはいるので、
折ったり、きったり、測ったりという工程が何工程も繰りかえられます。
みていると大変な作業だなぁと思うのですが
こういうお仕事楽しく好きなんだそうです。
うれしいですし、
これからの活躍もまた楽しみな職人さんですね。
作業中の手垢は最後にふくのできれいになるからと
こちらが気づいていなかったことまでさりげなく伝えてくれました。
ありがとうございます。