●久住さんの講習会2

久住さんに、以前と紹介させていただいた遠山邸の壁のことも教えていただきました。
赤い壁も水色の壁も土でできているそうで。
あの十字の模様は、ヌキ部分に漆喰を塗り、あくがでないように、
しているそうです。
そして蛍壁というのには、二つの方法があり。。(と書きながらもうわからなくなってしまいました!すみません。)
U型の磁石を持って町をあるくとついてくるような鉄の粉に
おしょうゆをいれて、(かなり間をとばしています。)
おしょうゆごと塗る(ちがっていたらごめんなさい!!教えてください)
とあんなもようがでるそうですが。
遠山記念館は、お金をもっているぞとやりすぎっておっしゃていました。
その表現がぴったりでおもしろかったのですが、メモできませんでした。
おしょうゆっていうのがおもしろくて、
実際にやる方がいたらみてみたいです!!
塗り壁ちょっとだけ体験もやらせていただきました。
久住さんにアドバイスをいただいたらコテに漆喰がのって感激でした。
最後に、久住さんというと、カリスマといわれているような、めちゃくちゃ有名人なのに、
実演が終了してすぐに、床に落ちた漆喰を素早く、丁寧にふき取っている様子を
みかけて、
職人さんとしての誇りみたいなもの、誠実さみたいなものをかんじました。
偉い人にならないでいる。。かっこいいですね。
そして、左官の壁だけでなく、その下地についての告示であるとか、
図面を書き、指示するお話だとか、環境と左官についてのことだとか、
左官をとりまく法規のことや、社会的なことまでも、考えている。
あたりまえのことではあるのですが、
大工さんの棟梁や、カシラである方と同じく、
左官屋さんの親方もまた、
本当の意味での長としての仕事をされていること、
誇りをもった姿勢、失われがちであることでもあるので、
うれしくかんじました。