●いぶす

水をかけた後、
今度はふたをしていきます。
ふたはつくったものもあり、
ドラム管のふたもあるそうですが、
炎であっという間に、ちりじりになっています。
熱くもえたつところに鉄板でふたをした後、
泥で隙間をなくしていきます。
泥は先程と同じ、
このために練ったものです。
五行。。でいうと火に勝つのは土なんですね。
こんなにも燃えているのに、
釜口以外の
達磨釜の肌を触るとひんやりしています。
これには本当に驚きでした。
厚いところは60cmもあるそうです。
火に強いものは土。
土である瓦を
土でできた釜にいれて、
炎で焚くと屋根にのせる瓦になる。。
不思議ですね。
土でふたをした後(これ、すごく熱いと思うのです。五十嵐さんは、
土をなげつけるようにして、つけていきましたが、うまくいかないところは、
素手でした。。)
ご近所に住まわれているお姉さんが、
箱に砂をいれ、タイヤをかけ、もれないように
ふたを強固にします。
そして、休むまもなく、もう片方の口、
両サイドの口をふさいでいきます。