●ワークショップ

先日、このブログで紹介させていただいた小川にある久保田昌太郎和紙工房さんで、
和紙についての講義と体験をさせていただきました。
そのときのようすをupしたいと思います。
まずは和紙のの定義について。。
実はない。。そうなんです。
これは、他の方もおしゃっていましたね。
今の世間だと名乗ったもの勝ちというふうになっているそうです。
(こだわっている方は手漉きで流し漉きのもので、国産の楮や三椏などを使用しているものを
和紙と呼んでいるそうです。。)
明治、大正時代に、
洋紙というものが入ってきて、
和紙をつくるための技術として、取り入れていったために、
パルプが多いものでも、機械漉きのものでも、
名乗ったものがちで、和紙といっている。。そんな状況にあるようです。
流し漉きというのは、日本独特の方法だそうで、
トロロアオイをつかい薄くて丈夫な和紙が漉けるとのこと。
大陸では溜漉きという方法をとっているそうです。。
また機械漉きにも
いろいろな範囲があって、水を汲んで流す作業を機械でやり、
上から水を流したり、
ベルトコンベアで漉いたりとしているそうで。。なんだか違うものみたいですね。
そして最新の技術では、機械漉きでも、
耳をつけたり、簾の後や、刷毛目後をつけたりと、、
手漉き風の技術が発達して、見分けがつかないほどなんだそうです。。
でも、心がはいるかどうか。。っていう要素は大きく違いますよね。
(また次回以降にのべますが、機械漉きの場合、薬品の使用量が増えることが多いそうです。)
この話をお聞きして、簡単に和紙って呼べないなぁと
反対に思ってしまいました。。
写真は楮です。
肉厚な葉をしていました。