●上棟

2009.2.2
タルキが屋根にのりました。
2階部分のタルキがのったとき、
線がきれいだなぁと思っていたのですが
理由がわかりました。
タルキをのせるときに、
1本、1本、長さを調整して、出の長さを揃えているのですね。
そのために、予め、墨がうってあり、
あと、2分違うなどの掛け声とともに、
調整されながら留めていました。
そして、ボルトのための穴も、
また2階と下屋の間の間に木を入れているのですが、
それを留めるための座堀も先行してされていて、
工事をするにあたって必要なこと
すべてが計画されいて、
上棟の様子をずっとみさせていただいて、
大工さんの技術って、心って
本当にすごいんだなと思いました。
本当にありがとうございます。
また監督のNさんも仕事中、かけずりまわり、
終了間近にはゴミ拾いをされて、
しっかりサポートしているようすが
職人さんやお施主さんへの信頼につながっているんだなぁと思いました。
ありがとうございます。
そして今回、軒を深くだすことになったのですが、
そのためのタルキも柱よりも長くて、
びっくりだったのですが、
しっかりとした力強いイメージだった家が、
タルキがのって、外形ができると、
大地に根付くような落ち着きがでて、
やさしい雰囲気になったことにびっくりでした。
屋根が家を大地と結んでいるみたいでした。
屋根や軒の出の存在って大きいですね。
実は、感激のあまり、少しだけですが
泣いてしまいました。
みていたら、こころの真ん中が熱くなって、
じーんとしてしまいました。
上棟で泣くのははじめてだと思います。
ありがとうございました。