●上棟

今回、工期的なものもあり、
加工は、プレカット(フォレスト西川さん)で行いましたが、
同じプレカットであっても、
山元で、自分たちで育てた木を大切につかっていただきたいという
趣旨ではじめられたところで材を入れています。
施主さんと一緒に、山へいき、丸太を製材するところなども見に行きました。
打ち合わせのときに、
こういう仕事は気持ちがはいります!とおしゃっていたとおりの
木がたくさんとどきました。
木の向きも一部、化粧で、節などを考慮した部分をのぞいて、
生えていた向きと同じ向きで、材をつかうと強いと、
いうことで、
育った環境と同じ向きに材をむけて、加工してくださったそうです。
加工も、太鼓梁などもあるため、手加工と組み合わせて、
通常のプレカットでは、1日で終わるところ、
1週間、かかったそうです。
びっくりしてしまいました。
写真は、バルコニーの梁の桧です。
西川材の本領ですね。
この桧、樹齢100年はくだらないと思いますとのこと。
ゆっくり育てられているので、目まきが細かい材となっています。
通し柱は5寸の杉です。
よくみると、4面無地。。
特に希望していたものではなかったのですが、
たまたま、そういう木だったのですとのこと。
よそに売れば5倍の金額で売れるそうです。。
(京都などでは、材木を評価してくれる文化があるので、
手入れの行き届いた良材は、そちらで売っているそうなのです。)
材って大きい材や、太い材ほど、
手入れのよい木をつかうので、
同じ材積の単価でも、良材が来る確立が高いんだそうです。
現しになる部分の梁が赤味の多いきれいな材が多くて
うれしくなりました。
地元の顔がみえる木を大切につかうということができ、
さらに、よいものということでうれしくなりました。
ありがとうございました。
太鼓の梁なども施主さんと一緒に、木をみて選ぶことも
できるそうです。