●大工工事、瓦工事

2009.04.08
大工さん2人 棟梁のTさん、Eさん
瓦屋さん kさん 
あたたかい日ですね。
瓦工事は、東側の登りの瓦が3列ほどきまり、
西側の登りの瓦の取付が行われていました。
両袖の瓦は、ビス止めと、銅線(エナメルで被服されたもの)で
しばっていきます。
ここの瓦は1枚1枚手で整形したものを達磨釜で焼いているため
工業製品の瓦と違い、
なんともいえない味わいのある色や、形がある反面、
カタチが不ぞろいという面があり、
(何でもよい面と悪い面がありますよね)
葺くには技術や愛情が必要です。
通常の1.5倍から2倍の手間がかかるそうです。
1枚1枚、瓦のくせをよみ、
その瓦にあわせて、たがねや、サンダーで削っていくので、
みていても通常の瓦工事のようには進まないことがわかりました。
みせていただいた瓦新聞に、瓦は木と同じように目があるという言葉があったのですが
だからこそ、人間といっしょで、個性があるからよいのかもしれませんね
でも、この味わいは唯一無二のものですね。
大工さんたちは、北側面のは木摺りをはる作業と、
2階の窓の取付をされていました。
北側部分は、敷地との距離も狭く、登り勾配の上のほうなので、
高い部分まであって、また大変そうでした。
2階の窓の取付けも大きい窓を立てかけたりすることができないので、
支えるといった作業ができないので工夫されて仕事をされていました。
この窓がつくと2階の雰囲気がずっと変わりそうで
楽しみです。
写真は、きっと屋根に登れるのは今日が最後というので、
登らせていただいた写真。
瓦のupの写真。
味わいのある瓦のよさと削った後が分かるでしょうか。
そして、主寝室の写真。外部の木摺りの影が反映して、きれいですね。