●大津磨き講習会

いつもは、自然素材に慣れている工務店さんとお仕事をすることが多いので
わからなかったことがあります。
はじめての工務店さんとお仕事をしたとき、
漆喰と杉の赤味にあくがでてしまったのです。
(いつもの工務店さんは、経験から
何も言わずに、杉の白太部分をいれてくださっていたのですね。ありがとうございます!)
それ以来、機会があるときに、左官屋さんにお話をお聞きしている。
伊勢磨きをされている左官屋さんにもお話を聞くことができました。
杉の赤はだめで、
杉の白太の荒削りか、シャクるなどの処理をするのがよいとおしゃっていた。
(荒削りだと、ねたがのるそうです。)
桧では緑色のへんなあくがでることあり、狂うのでおすすめでなく
一番は、杉の白がよいとのこと。
しっかりと養生することが必要で、
そして、栗。タモ。杉はシュウ酸であくを落とせるそうです。
下地は尺ピッチに千鳥に貼って、ビスを6本くらいは打って
引き戸などの薄壁は、木摺りをバイヤスに貼る動きにくいので
壁が長持ちするのだとか。。
いろいろな職人さんのお話をお聞きすると勉強になりますね。
でも、友人が、はじめてのところと仕事をしたから、だめだとうことがわかってよかったねと
言ってくれた。
知らなかったことに気ずいたこと。知らないうちに助けていただいていたこと。
失敗しなければ、わからなかったことですよね。
ありがとうございました!
養生の方法ですが、昔は和ろうなどを塗っていたようで、
京都の方は蜜蝋を塗りましたとおしゃっていました。。