職人さんの手によって漉かれた和紙は、
鉄板や天日で干していきます。
お湯を循環させた鉄板に
1枚1枚貼り付け、乾かしていきます。
ここでは風は厳禁なので外から見学をさせていただきました。
濡れているやわらかいものをしわなく貼る大変ですね。
失敗したものはもう一度漉いて和紙になるとおっしゃていました。
天日干しは松の板に干されます。
写真はその板。
その和紙は木目がしっかりとつき、日光によって白くなります。
着物をつつむときにつかわれるそうですが、
空気を含むことで布を守るそうです。
写真3枚目は柿渋を塗った和紙につかわれる布。
柿渋を漉すときにつかっているものだそうです。
道具の美ですね。
住まいをつくるとき、
どんな人がどんな思いをこめて、
つくられているかを知る
大切なことだと思っています。