鬼師 山口さん

藤岡の鬼師 山口さんの工房にお伺いしました。
鬼師とは、鬼瓦をつくられる職人さんです。
今では関東で2,3人、
そして全国的にみても
石膏型ではなく、手加工でつくられるのは数少なくなってしまったそうです。
写真はその道具です。
節のあるすすだけで彫ったり、
鋳物のヘラで磨いたりしてつくられるそうです。
先代のものすごいヘラをつかっても、
自分の技術がおいつかない。
道具は、自分でつくって自分のものにしていくとおっしゃられていました。
鋳物のへら、片面は平らで片面は楕円でできているそうです。
そして、短いものは、もともとは、2.3倍の長さがあったそうで、
つかいこんでいくうちにこんな長さになったそうです。
道具自身もちからがありました。