写真2枚目は型紙です。
お寺の屋根の上にのるものですが、地面の上でみると本当に大きいですね。
昔は設計者自身がこういう図面をつくってきた・・とおっしゃられていました。
今は会話をしていても最低限の言葉も知らないと。。
この図面、山口さん自ら書かれているそうです。
鬼師といってもつくるだけでなく、
構造も法規もデザインも知らないとだめなんだそうです。
土についても話されていました。
藤岡の土は瓦に適しており、粒子が粗いので
空気分を含み、断熱性にとみ、
また三州などあたたかい場所の土よりも
寒さに強いそうです。
つくっている途中の鬼瓦があったのですが、
掘って20日。
でもそのあとの乾燥がむずかしいとおっしゃっていました。
仕上げてなんぼ。
20日間かけても、
乾燥でひびがはいれば、
1円にもならない。
富岡製紙の鬼瓦、
明治のものは、1箇所しかないそうですが、
その復刻のためのお仕事もされているそうです。
波間に見える日の出の鬼瓦。
鬼は家を守るものだったとおっしゃられていました。
写真3枚目は戦争の焼け跡からでてきた
瓦の貯金箱とおっしゃられていました。
忙しい中お時間をさいてくださりありがとうございました。
背筋がちゃんとする
そんな時間でした。