外壁・玄関庇

2015.0615
大工さん2人
板金屋さん
晴れ
梅雨のあいまのお天気のよい日になりました。
外は夏のように暑いのに
現場は涼しくてほっとしました。
場所のよさと木のおうちということからでしょうか。
外部の工事がはじまっていました。
板と板を木の伸縮を考慮して、少し隙間をあけて貼っていき、
水の処理をしたあと、目地部分に胴縁を留めていきます。
胴縁はこれからですが
赤身の杉の板がとっても綺麗ですね。
バルコニー部分の手すり下地、笠木も取りついていました。
躯体が痛まないように、見切るようにステンレスで受け材をつくり、留めていきます。
ステンレスの下には、モイスをいれて、強度と水に配慮してくださっています。
バルコニーの笠木も取りつけられていました。
この笠木、5Mの長さもあり、折り曲げて加工してある一枚板なのです。
継ぎ目がないので水に強い方法ですね。
大きいので取付が大変だったそうです。
わかりにくいと思いますが下部の写真のUPをいれています。
1枚の板というのがわかるでしょうか。
捨板金をいれて、作る方法もあるんですが
今回は、出を少なくするために考えてくださったそうです。
そして外部に少し角度がついているのがわかるでしょうか?
こうすることで、水がFRP防水の溝側に流れるようになっていて、
外壁が汚れにくくなるそうです。
板金屋さんもいらしていて、玄関の庇をつくってくださっていました。
ここの庇も見積は板金を数枚重ねるだけの予定だったのですが
大工さんのお仕事をみて、
それではあわないと
手をかけてつくってくださっています。
葺き足が90の小さい板を組んでつくってくださっています。
この板も、左からみても右からみても同じように桟がでるように
中央で振り分けてくださっているそうです。
現場で採寸して、工房で加工して
取り付けてくだっています。
下部の繊細な仕上げに似合いますね。
写真を何枚かのせています。
最後に、近くの風景を。
お天気がよく、気持ちよさそうでした。
引き続きよろしくお願いいたします。