現場にある残りの梁を2階にあげました。
明日は、2階の横架材からはじめます。
写真は2階のメインの大梁です。
楽しみですね。

最後に幣束をのせました。
上棟ですね。
小さなお嬢さんもうれしそうに、
柱にだきついていました。
どうしてこんなに木があるの?
っていいながら、
すべすべする〜って。
あそこでねるのって。
かわいかったです。
明日もひきつづき、工事を行います。
2階の大梁がみられるのは、
午前中かな。。
本当に今日はおつかれさまでした。
明日も無事に、よい日となりますように。
暑さ対策お忘れなく!

2007.08.04
今日も朝から建前です。
まずは、2階の梁を組んでいきます。
遠くからも、かけやの音が聞こえてきました。
施主さんと私たちをつないでくださった
建築WebのMさん、Nさんも、
(施主さんから教えていただいたのですが、
 他のコンペサイトと違い、ハウスメーカー的な営業要素がなく、
出会いの場をと、良心的で、ずいぶんはげましていただいたそうです。
本当にありがとうございました。)
音でこの場所が分かりました!
(Click!)
とおっしゃてくださいました。
素敵なレポートありがとうございます。
そういえば、いつからこの音、
日本の建築現場から聞こえなくなってきてしまったのでしょう。。

そして、2階の梁が組み終わりました。
1階から、垂直の調整をはじめられていました。
写真からも、今日の暑さが伝わってくるのではないでしょうか。
本当におつかれさまです。
写真2枚目は伝統的な組み方です。
この工事をしてくださった基礎屋さんもびっくりされていました。
基礎に似合う骨組みができましたね。。
それにしても!
暑くて、
みているだけでも、くらくらするのですが、
クレーン作業が終わったので、木のおうちに近づいてみると
南から吹いてくる風が、
無垢の木を通って、涼しい風に、
なっていたみたいで、まわりより、
木のおうち部分が一段涼しくて、
びっくりでした。
骨組みになっても、
木は木陰の涼しさをつくりだすのですね。
暑すぎるくらい(35度だそうです)の日だからこそ
の発見でした。

今日の作業はおわりです。
本当に暑い中ありがとうございました。
怪我などなく、無事終了したこと感謝しております。
夕方には、
大工さんをはじめ、
基礎やさん、
設備やさん、
電気やさん、
足場やさん、
施主さんご家族みなの
顔合わせの会となりました。
和やかな時あたたかい間をつくってくださって、
ありがとうございました。
本当に良い日でしたね。
ありがとうございます。

2007.08.06
屋根工事がはじまりました。
こちらは、上棟が終わってほっとした心地なのですが、
現場はどんどんすすんでいきます。
今日は残りの垂木をのせ、
屋根の断熱材をいれながら、杉の野地板をはっていきます。
ちなみに、瓦であれば、瓦自体に断熱材としての力をもっていますので、
瓦そのものは、コストが高くても、こういう手間ははぶけます。
断熱材は、石油製品ですが、
羊毛などは、輸入に関わる環境負荷が大きく、
自分たちの体によくても、
他の方に、悪影響を与えるというのは、
自分たちさえよければ。。というかんじがして。
今回は、屋根間にはスタイロフォ−ムにしました。
(コスト的に手に入りやすいこともありますが。。)
屋根にのぼってみると、
思いのほか涼しくて。
大工さんに、涼しいですねって
言ったら、今さっきやっと風が吹き始めたところ。。とのこと。
とても暑かったそうです。特に、埼玉は暑い。。みたいですね。。
スタイロフォ−ムがずり落ちない工夫もしてくださっています。
木の呼吸をとめないよう、野地板も、無垢材を使用しています。
現場では監督のNさんとトップライトの打ち合わせをしました。
楽しみです。雨仕舞いのよい位置にしたのですが、
つくりかたによっては、図面よりもよい遊び心がで生まれるかもしれません。
暑いですが、怪我などされないよう。
写真2枚目は栗の梁。やっと近くでみることができました。
うれしいです。

2007.08.08
みえなくなってしまうけれど、
大切なことがあります。
ひとつは、伝統的な継手、仕口のことです。
木造住宅は、木と木を木の性質を生かして組み上げて、
総持ちとして、個の力以上の強さをうみだします。
そのひとつが写真の継ぎ手です。
木を貫通させているのがわかりますか?
こうやって、みえなくなる部分も手間をかけて、
つくっていただいています。
もうひとつは、前回説明不足だったので補足です。
屋根の断熱の部分には、空気層があります。
ここに空気層がまた断熱の役割をになってくれています。
ここもみえなくなる部分ですが
手間をかけて、つくっていただいています。

2007.08.08
今日も夕方現場にいきました。
そして今日も暑い。
大工さんと
なんでまた屋根のときにこんな暑い日がつづくんだろうねぇと
挨拶をして。
どうやら私も真っ赤で真っ黒になってしまいました。
今日は鼻隠し(垂木の先の軒先部分です。)の取り付けをされていました。
鼻隠しの取り付け自体も取り付いてしまえば、
何も思わないかもしれないけれど、
工事をみていると、大変な作業です。
まず、あらかじめ加工した材を寸法にあわせて、カットします。
カットと書けばば3文字で終わってしまいますが、
実際は、原寸図にあわせた寸法より少し大きめに、機械で、目をいれた後、
かんなで削りだします。そのときに、段の部分なども加工します。
そして、材の取り付けまえにも、またかんなをあてています。
実は、屋根を軽くみせるため、鼻部分に勾配をつけているため、
ひと手間かけていただいています。
そんなことにも感謝です。
それを実際、取り付ける場所にもっていき、一度仮押さえして、寸法等をみます。
それも、屋根の上、軸組みの上で、5m近い材を動かすのですから、
簡単なことではありません。
そして、一度どかして、実際取り付ける、材と材との加工を
その場で行い、
そしてやっと取り付けです。そのときも、材の位置をみて、確認して微妙な調整が
行われます。
その材の取り付けも、昨日取り付けをしたステハナのほうからみえないようにして行います。
そしてまた確認。
鼻部分が長くて材を足す部分は、写真のように木目まであわせて、
さらにかんなをあてて、まっすぐにされていました。
屋根の一番高いところ、
下からみれば、分からないような部分にも、
職人さんの技術とこころはこめられています。
ものづくりは、こういう見えない部分の積み重ねで
できていることを改めてかんじました。
暑い中、おつかれさまでした。
明日も鼻隠しの取り付け、つづきます。

2007.08.09
現場につくとちょうど休憩の時間。
暑いので、こちらも大切な時間ですね。
施主さんが工場用扇風機を差し入れにもってきてくださり、
大活躍です。
そしてまた、施主さんが冷たいものを凍らして持ってきてくださいました。
大工さんたちも、おいしそうに、飲まれていました。
この時期の冷たいもの助かります。ありがとうございます。
現場は、昨日のつづきの鼻隠し(垂木の先につく板にこと)、
破風板(妻側  垂木の横側につく板のことです。)が終了。
夕方には、これらがつくまでできなかった部分の野地板張りが行われていました。
Y大工さん、T大工、ふたりがかりで並べ、
H大工さんが打っていく。
今日中に、大屋根をおわわせたいという想いが伝わってきました。
明日はもう1枚の屋根からでしょうか。。
私はというと今日は施主さんもいらしたこともあって、
子供たちと遊んでしまいました。
子供たちは本当に遊びの天才です。
あっというまに、木屑や、木の板を集めてしまいました。
特に、杉の木屑が、ピンクのふわふわのということで、
さくら(の花に似ているって思ったのかな。)
お気に入りみたいでした。
子供たちにとって、木は汚いものではなく、
かわいいものらしく、
うれしそうに、花びらをまくようにして、
お互いにかけっこしていました(笑)
木屑まみれで、
おかあさんは、大変でしょうが。。
そうそう、大工さんが作業している下は危ないからねっていうと
お姉ちゃんが妹さんを守って、こっちはだめよって、
姉妹っていいですね。
最後は、帰りたくない!っていうくらい元気に遊んでいました。
写真はこどもたちの集めたものです。
この下には木の板が敷かれています。
ケ−キのつもりだったのかな?
ふわふわが多くてみえなくなってしまいましたが。。
お嬢さんたちがあつめてまわったので、
現場がきれいになりました。ありがとう。
そうそう、運転されていたYさんは、昨日の夕焼けみれたそうです。
大きかったよぉ〜とおっしゃていました。
よかったです。

2007.08.20
今日から現場開始の予定でしたが、先週お天気が悪かったからか、
(大工さんたちは、お盆明け、他の現場の上棟にみんなでいくと言っていたのがのびたのかな。)
明日から。
今日は、設備屋さんとメ−カ−さんの担当者さんと打ち合わせ。
今回、施主さんの友人の設備屋さんのほうから、
設備関係をすべていれる。
お風呂も、造作でなく、設備やさんの工事となる。
実は、UB一辺倒の世の中だけれども、
私自身、UBをつかったことがほとんどなく、
興味深々で打合わせ。
タイルや、石、
木でつくる方法は、分かるのだけど、
今どきのものが分からなかったりする。
まずは、はいるかどうかの確認。
通常ならはいる一坪のスペ−ス。
今回は、通し柱が5寸のため、
はいらない。
柱を欠くのは嫌だなぁと
思っていたら、
メ−カ−さんがいい案を探してくれた。
間柱のほうによせて、設置する。
そして、そこだけ、間柱を4寸ではなく、3寸5分をいれれば、
大丈夫だと確認して、安心した。
こう事前打ち合わを現場ですると
こういう部分が安心ですね。
そして、入り口の開口を広くとるために、
間柱の位置をずらす必要があるらしく、
墨をだしてくれた。
そして、2階部分も、同じように。
現在吊架台式が普通らしいけれど、
片引き戸の場合、ここのようにUBの脚をのせる
方法をとらないと、フラットにはならない(ことが多い)。。
ことも教えていただいた。
その後、設備屋さんのIさんと配管ル-トの打ち合わせ。
2階のトイレの排水はここを通そうなど。
3次元になるとよくわかる。
1階の洗面所の洗濯機置き場と
棚の関係、洗面化粧台と、パンの位置関係など、
こうやって、現場で話を繰り返すと、
よりよい案が浮かんでいって楽しい。
そして、設備屋さんや、メ−カ−さんも、
丁寧にかつ無駄なく、(他の職人さんに余分な手間をかけることなく)
よりよい工事をしたいという想いが伝わってくる。
そして、仕事がはじまる前に
こうして、確認していただくと、
こちらも、安心だし、
効率もよいと思う。
この手間を惜しむとよい仕事ってできない
(というのは、この見えない部分の評価って低く、
手を動かす時間。。実際に動いている部分だけやればいいやって
いう自主性のない場面に立ち会うこともあったから。)
いい仕事には、段取りって大切だよなぁと思う。
足場をのぼると
2枚の大屋根の小さいほうも、終了していた。
屋根ができたからか、
木造というつくりのせいか、
現場は、他のまわりより、涼しくて、着いたときは
びっくりでした。
仕事をするには暑いのでやわらいでくれるといいのですが。