● レーモンド

先日、高崎美術館で行われていた
レーモンドのバスツアーと
展覧会に行ってきました(展覧会は今週末までです。
展覧会では、ノエミによって生まれた
稲やフキをモチーフにしたファブリックなどがありました。
田んぼの風景なんて、日本人だったら、
絶対デザインしないのでしょうけど、
素朴であたたかくな、でも、今、日本で発表されても
人気がでるような、そんなデザインでした。
日本のいいところ、しっかりみていてくれたんだなぁと
思うと共に、
日本人のほうがわからなくなっちゃているんじゃない?
というふうに思いました。
バスツアーでは、新スタジオ、夏の家、教会、足立邸を
まわりました。
その中でも、新スタジオって
お弟子さんである北澤さんの自邸ですが、
何度行っても(2回目ですが。。)本当に大好きな建物です。
愛情を込めてつくられた建物が、
愛情を込めて住みつづけられている。
内部の気持ちよい空間は、外部の
風景や、
そこですごす人とのつながりが
とってもよくって、
ほっとします。
日本の建築家に
ものすごい影響を与えていることが
分かりました。
この納まりってどうなっているんだろう?と
思っていたものが70年前のレーモンドの建物にあったりしました。
レーモンドのお弟子さんたち、そしてそのお弟子さんたちって、またその
お弟子さんたちってみな、本当に親切な方が多く、
惜しみなく、いろいろなことを、
教えてくださる方が多いのですが、
みな受け継いでいくものという日本の伝統を
大切にしてくれたのかもしれませんね。
レーモンドは自分たちのたてものだから
自分たちでつくろうと、
和紙貼りをみんなで行うようにしたりとか、
日本の結いを思わすような、
実際なカタチだけでないものを
デザインしていたことを
知りました。
そして、そういう建物は、
今でも現役で使われているそうです。
日本の尺寸法も身体から生まれた
美しい寸法と評価されていて、
レーモンドご夫妻が寸で書いた寸法を
日本人スタッフがcmに直していたなんていう
お話も聞きました。。
写真は友人が撮ってくれたものです。
間取りの分からないものを。
ありがとう。

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