● 良心

今の時代、
住宅でも、食品でも、性能表示や
数値というものが評価されていますね。
でも、家づくりの現場にいくと、
性能では、測れないこと。
かえって性能で評価してしまうと見失ってしまうんじゃないかなぁと
思うことがたくさんあります。
数値で示されることができれば後はどうでもいいみたいな。。
うまく説明できるかわからないのですが
写真は、白岡の家を建ててくださり、今度、ちっちゃいおうちをつくってくださる大工さんのお仕事です。
ドア枠を、必要な部分は厚く、必要でない部分は薄く、
何度も寸法取りをして、カンナをかけて、
また建物の形状にあわせて、
削られていました。(リフォ-ムのものを撮らせていただきました)
複雑な形状をしているのがわかるでしょうか。
お話を聞くとせっかく引戸をつくるのだから、
少しでも広い開口をつくってあげたいなぁと
思いまして!とのこと。
ついてしまうと気づかない部分ですが、(みえなくなってしまう部分です)
ひと手間、ふた手間かけて、お仕事してくださっているのですね。。
こういう見えない、性能では評価されないことって
とっても大切だと思っています。
こういう部分にやさしさみたいなものが持てる人が
建ててくださるおうちって信頼できると
思うのです。
そのためには、やっぱり人と人との関係。
顔がみえて、ものづくりの現場がみえるつくりかた。
住宅でなく、食べ物でもみな大切ですよね。

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