しあわせな家
山口文象さんという建築家の方の自邸を拝見させていただきました。
1940年に竣工されたというその家は
70年あまり経った今も、
現役で、
ご子息の方が暮らしております。
玄関から居間へはいる、
その導線も素敵なのですが、
居間の向こうの中庭に咲く
こぶしの花が満開で、
とってもきれいでした。
住まわれている方に
お話をお聞きしたら、
お家がとっても居心地がよくて、
ぜんぜん、外にでないので、
世間知らずなんですよ。。とおっしゃっていましたが、
本当に、長居したくなる、
そんなやさしい雰囲気にあふれていました。
お家に入る前に、
写真をとっていたら、
通りかかった、ご近所の方が
この家はお庭がもっと素敵だよ!
とにこにこしながら教えてくださったのですが、
その理由もわかりました。
東京の真ん中にこんな
野原みたいま空間があるということが
不思議なくらい、
風と緑があふれる庭なのですが、
ご近所の方が、お庭の手入れに訪れてくれるそうなのです。
住まい自体は、
70年前に建てられたと思えないほど、
モダンなつくりですが、
つくりてと住まい手が一緒だったこともあって、
そのとき、必要なもの、
居心地のよいものが足したり引いたりして、
暮らしとともに、育っていって、
身の丈にいいちょうどよい空間となったのかなと思いました。
この家で暮らす方も、
大切にされている家も、
また近所の方にとっても、
鳥や虫や花といった自然界のものにとっても
居心地のよい空間は、
たった一瞬の訪問者にとっても、
しあわせな家でした。
今度はビール持参でいらしてくださいという
住まい手の言葉。。
しあわせな家というのが伝わるでしょうか。
写真は個人住宅なので、のせられませんが、
その庭に咲いていたこぶしの花です。
ありがとうございました。
・・・
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