少し前に前川さんの神奈川県立音楽堂の見学会&講演会&演奏会に行きました。
普段はいることができない舞台裏や工事の写真を見ることができ、
また講演では丹下さんと前川さんの違いをテーマにこの建物のことを
お話してくださりました。
同じくコルビジェの影響を受けつつ、
丹下さんが、威風堂々と中央から入る建物でセレモニーの時に輝く。その存在が人を感動させるというものを目指したのに
前川さんは、人が集うということ、外と中の関係に心をくだき、玄関が角にあったりして、
ある写真家が写真をとりにくいといって、人がたくさん居るとすごくいい建物なのに、ガランドウだと絵にならないと言ったことがあったそうです。
敷地との関係を大切にし、コンペでは、指定敷地の外までを描かれたこともあるそうです。
コンペの審査の方が、内部空間、導線は、圧倒的に前川さんがよく、外観は丹下さんのがカッコいいということで、実施を前川さんのプランで丹下さんの外観で建てられないかと他の建築家に、実施を依頼したことがあったそうです(実現せず)。
そして、最後の音楽会、すごくよかったです。
歌い手の方、リュートの方の音楽って楽しいよという思いが、伝わってきたからです。
ナポリ民謡を知らない人にもわかりやすく、うたってくれました。
声も、音もすごくきれいでした。
写真は、3階への通路。光がすごくきれいでした。

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