レーモンドの自邸の居間を移築された空間を訪れることができました。
都内のビルの真ん中、そんな中に残っていたなんて、びっくりです。
そして、そこは周りの喧騒をかんじさせない、異空間でした。
壁のみが、防火のための法規制により、白い壁紙が貼られていましたが、
障子に包まれた空間は、軽井沢といってもいいような静かな光がはいっていました。
自邸といえば、写しともいえる高崎の井上邸が有名ですが、
そことの違いは、廃材の足場丸太をつかわれていたこと
・・そのことによって、素朴さが際立っていました。
壁が(事情により)白くなっていたことがその素朴さをひきたたせていたようにも思います。
ガラス屋根部分が実際は藤棚でつくられていたそうで、その写真もとっても素敵でした。
美術館でないので、家具などにも座らせていただき感激でした。
そして何よりも、招いてくださったTさんの人柄にみな、惹かれていたようでした。
レーモンドさんが誰に対してもウェルカムな方で、訪れてくれた高校生の子などにも親切だったんですよとおしゃっていたのですが、
そんな精神も受け継がれているようで、人が居て空間がまたよくなるんだなと思わせてくれました。
ありがとうございました!

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