●鬼瓦-型を抜く

へら抜いた瓦

瓦を組み合わせるために粘土をあらします。

富岡鬼瓦工房さんのレポのつづきです。
次に、粘土を切り抜きます。
粘土は、型抜きのものより固いものを使用します。
富岡さは自由自在に、型をぬいてしまいましたが、
流れるような曲線を切り抜くのはむずかしいのでは!と
思いました。
手づくりの場合は、機械づくり(重に愛知、三州のもの)とちがい、
細かい目の土があうそうです。
粘土の厚さは、6分が標準だそうです。
厚いと割れやすいため、
鬼瓦は大体これを組み合わせてつくるそうです。
立体になるなんてすごいですね。
なので一体にみえる鬼瓦をつくるためには、
粘土を組み合わせる必要があるそうです。
写真2枚目は組み合わせるために、
粘土の目をあらしているところです。
この道具、富岡さんのオリジナル!と思っていたら、
大昔の人も同じことを考えたようで、
資料館に保存されていてびっくりされたそうです。
なんだかすごいお話ですね。
ヘラなどの道具、
すべて、手づくりなそうです。
削ったり、たたいたり。。
つかっていくうちにつかいやすくなるのだとか!!すごいですね。