どんよりひからす
どんよりということばは、どちらかというと
よくないイメージで語られることが多い。
でも、この言葉を京都の職人さんからお聞きしたとき、
なんだか、すごくきれいなイメージがした。
大津磨きという壁がある。
現代大津という壁がある。
どうやってつくるのか違いも全くわからないまま
講習会でみせていただいた。
(説明できるほど理解できなかったので、知りたい方は、
左官屋さんに聞いてください!)
大津磨きは、石灰と粘土を2:8の割合で
雑巾もどしという工程をした後、磨いて光らせていて、
現代大津のほうは石灰を弗化させて、クリーム状にしたものを使用し、5:5の割合で
雑巾もどしという工程をもたずに、磨いてひからせていた。
この石灰の割合が少ない
大津磨きはよくみると、下地のスサなどのふわっとしたようすを現している。
この奥ゆかしいひかりはとっても美しいけれど、
どんよりとしたひかりを保つには、手入れが必要だとおしゃっていた。
手入れは2、3番茶で雑巾をしぼり拭いていくこと。
ほうじ茶のほうがよいけれど、
緑茶でもいいとおしゃっていた。
お店などでしたら、その手入れもできるけれど、
毎日拭くということが今の生活でできる
それに対して、並べてみると
現代大津のほうがひかっているかんじがした。
大げさにいえば、前者が曇り日の光だとしたら、晴れの日の光の違いみたいに。
石灰が多いと堅くなるそうで、こちらは手入れの手間の少なくてすむ壁となり、
施工時間も短かったです。
石灰を弗化したものを使用しているので、co2などに対してはこちらのほうが
消石灰よりも、優位であるとも聞いたことがあります。
どちらも手間のとってもかかる工法で
職人さんの誇りというものを強くかんじた後で、
どちらがいいとはいえないものですが
私はどんよりとした光り方のほうが好きだなぁ。と思いつつ
現代大津の、美術をやっている方や他の職人さんのものもみているけれど、
榎本さんの光らせ方、すくも藍の現代大津などは本当にきれいなので
工法というより職人さんの手によっても、違のかなとも思いました。
どんよりということばは、どちらかというと
よくないイメージで語られることが多い。
でも、この言葉を京都の職人さんからお聞きしたとき、
なんだか、すごくきれいなイメージがした。
大津磨きという壁がある。
現代大津という壁がある。
どうやってつくるのか違いも全くわからないまま
講習会でみせていただいた。
(説明できるほど理解できなかったので、知りたい方は、
左官屋さんに聞いてください!)
大津磨きは、石灰と粘土を2:8の割合で
雑巾もどしという工程をした後、磨いて光らせていて、
現代大津のほうは石灰を弗化させて、クリーム状にしたものを使用し、5:5の割合で
雑巾もどしという工程をもたずに、磨いてひからせていた。
この石灰の割合が少ない
大津磨きはよくみると、下地のスサなどのふわっとしたようすを現している。
この奥ゆかしいひかりはとっても美しいけれど、
どんよりとしたひかりを保つには、手入れが必要だとおしゃっていた。
手入れは2、3番茶で雑巾をしぼり拭いていくこと。
ほうじ茶のほうがよいけれど、
緑茶でもいいとおしゃっていた。
お店などでしたら、その手入れもできるけれど、
毎日拭くということが今の生活でできる
それに対して、並べてみると
現代大津のほうがひかっているかんじがした。
大げさにいえば、前者が曇り日の光だとしたら、晴れの日の光の違いみたいに。
石灰が多いと堅くなるそうで、こちらは手入れの手間の少なくてすむ壁となり、
施工時間も短かったです。
石灰を弗化したものを使用しているので、co2などに対してはこちらのほうが
消石灰よりも、優位であるとも聞いたことがあります。
どちらも手間のとってもかかる工法で
職人さんの誇りというものを強くかんじた後で、
どちらがいいとはいえないものですが
私はどんよりとした光り方のほうが好きだなぁ。と思いつつ
現代大津の、美術をやっている方や他の職人さんのものもみているけれど、
榎本さんの光らせ方、すくも藍の現代大津などは本当にきれいなので
工法というより職人さんの手によっても、違のかなとも思いました。