写真3枚目はシンプルな戸当たり。
これでいいんですね。

遠山記念館

友人の紹介で
建具屋さんと遠山記念館に建築関係の皆でいきました。
最高の木で最高の仕上
説明をお聞きしながらの見学、
とても勉強になりました。
使われている木等は樹齢7,800年も経っているものも
数多くありました。
お母様の部屋のカウンターはもみじ、
3つの木のはりあわせは、
しおじと屋久杉と屋久杉
手掛けは七宝とおっしゃられていました。
板戸のすすきにはには小真珠が、
襖の絵は墨をつかい筆で1枚1枚絵が描かれているそうです。
(その墨ですが消えないので、古色仕上げにするときにまぜてしまうと後に黒さだけ残ってしまうそうです)
近いので何度も行っていますが
いつも新たな発見がありおもしろいです。
外部のめしあわせは□、内部は○
外部は水を切るため。
修復をするとしたら、枠内のかぶりを調整するか
たすか、
ガラスや塗りの枠のときは取り替えることを考えて鎌にする。
障子等は2枚ほぞ。
一部残しという方法は木を痛めないためにあるそうです。
そして、難しいのは、ガラスと枠のバランス。
1枚でみてよいと思っても、
全体としてどうか、
描くことが大切
等いろいろ勉強になりました。
ありがとうございます。

藤岡の玄米食事処 やましたさんの目隠しの建具。
母屋でつかわれていたものだそうです。
この障子、桟をはずすことができて
暑い季節は風を通せるように和紙をはずすことができるそうです。

昔の建物ってこんな金物ひとつひとつが愛らしいです。
哲学堂の中締り。