2枚目はビシャンたたきの床
千代田生命ビル

緑がのぞく

根津美術館

森の中で

遠山記念館で行われている
職人さんたちの講演会は面白い。
この間は庭師 小川治兵衛さんのお話でした。
京都の庭師 小川さんはお話はおもしろいのに眠くなってしまうようなやさしい語り口で
お話をしてくださりました。
庭 外にはなにがあるかというと
厳しい夏 冬の間に ほんの少しの秋や春とう季節があって、
この仕事をしていてよかったなという仕事冥利にかられることがある。
そんなお話からはじまって
明日のお天気どうやろうかと空を見上げてみれば、
むこうからみたら地球もその中のひとつにすぎず、
人間だけがぼたんひとつで快適を手に入れ
渡り鳥であれば、環境にあわせて、場所をかえ、
生きるためにとんでいる。
ありがいると思いよくみていると
生きるために生活をしている。
人間以外のものすべてが地球に組こまれ、努力しながら生きている
水平垂直というものが発展して、
地べたから遠い生活をはじめた人間は
便利さの代償に
いらいらもやもらといったこころのきゅうくつを手に入れた。
自然というものは人間には再現できないもので
自然がつくるもの
庭をつくる材料といえば、
土、石、樹木、草といった大地にあるもの 生命をつくるものすべてである。
地球を空からみればマスクメロンのように
欲でわかれている。
人間:人間だと損得や利害だったりするけれど、
自然:人間(人間も自然の一部というこころをもって)
だと
やさしい気持ちにむかう。
山にいったり、海にいったり、
それもできなければ、外にでて、大空をご覧ください。
それも面倒で手っ取り早く解決しましたら、ぜひ植治にお庭を依頼ください
・・と関西の方らしい笑いでお話を終えました。
質問には
庭師にとって大切な素質
1本1草を大切にするこころ。
人のこころの痛みがわかる。
一番大切なのは、
材料は生き物
われわれも生き物
生命のあるものをいかにやさしく気をつくる。
建築とちがうのは、
建築は水平垂直という寸法でつくり
庭は自然という寸法でつくる。
数寄屋大工の中村外二さんは、生まれ変われるのなら庭師になりたかったとおっしゃっていたそうです。

藤岡にある玄米食事処 やましたさんの路地。