●小舞いろいろ2

真壁小舞

簾小舞

蔵小舞

小舞のお話のつづきです。
写真一番上は、お茶室につかわれる小舞。真壁木舞です。
貫4寸の中におさめなければいけないので、竹を割ってつくった上等の仕上げだそうです。
貫部分は通さないでとめる方法と、組む方法があるそうです。
編んでいるものは、麻。薄くて、強い壁をつくる工夫がされているそうです。
写真2枚目は、簾小舞
簾でつくってありました。
お茶室の天井などでつかわれるそうです。
お茶室の天井は低くて。上から土をいれて、
風合いのあるものとなるそうですね。
写真3枚目は、蔵小舞。迫力がありました。
名前の通り蔵をつくる小舞です。蔵の壁の厚さは、30cmにもなるので、
どろだんごをつけて、縄でしばってを繰り返しつくるそうで、下地の泥づけだけでも、
2間×3間の蔵でも、50人工もかかるそうです。
壁も、天井もつながってひとつものとなるそうです。
棕櫚縄であんでありました。
小舞だけでも、たくさんありますね。
大工さんが木舞としてつくっているというお話も
聞いたことがあります。
左官は奥が深い!