●小舞いろいろ

並小舞

縦四ツ木舞

総四ツ木舞

木の建築塾
左官 土壁の勉強会が行われた。
講師は、現代の名工である湯田さん。
たくさんのお話を聞くことができました。
写真UPする関係もあって、いくつかにわけて、
UPさせていただきました。
まずは、下地となる木舞のお話。
昭和35年頃、ラスボードがでるまで、下地といえば、
小舞か木摺だったそうですね。
当時は小舞やさんという職業もあったのだとか。
小舞も、建物の用途や、グレードによっていろいろあったそうです。
写真一番上は、並小舞、アパートや、賃貸住宅でつかわれていたもの。シノ竹でつくられており、弱いので粘土質の強い土壁には向かず、隅田川のヘドロなどを塗っていたなんて話も聞いたことがあるそうです。。それは、ちょっといやですねぇ(笑)
写真2番目は、縦四ツ木舞。縦に女竹を使用しています。ふつうの仕様になるのでしょうか?
         
写真3番目は、総4つ。縦にも横にも、男竹を使用しています。縦四ツよりグレードのいい仕上げだそうです。
竹ももってきてくださいました。
シノ竹と女竹と、男竹(真竹)
シノは細い竹ですね。
女竹は男竹より肉厚が薄く、割れやすいけれど、施工しやすいそうです。
ちなみに竹の切り旬は11月から1月。3年ものがよいそうです。