●久住さん講習会

さくらも日本をかんじる花ですよね。

日本の左官壁。
久住さんのお話のつづきです。
ドイツで、土壁の技術がとだえてしまったとき、
久住さん、お弟子さんとリレ−を組んで教えてにいかれたそうです。
(その西欧で、土壁専門の大学院ができるそうです)
そんな時、外国の方から、
日本の左官とは?
という質問があるときに、
土と答えるようなことを、おしゃていました。
日本には、いろいろな土があって、その土をつかった文化が育っていった。
そして、多種多様な仕上げをするために、本当にたくさんの左官の道具があるそうです。
土は、赤土の中にも、たくさん、そのほか、いろいろな色、例えば、紫色の土などもあるそうです(沖縄とか岐阜でとれるんだそうです)
そして、
漆喰に3%でもいいから土をいれるとやわらかい色になるとおっしゃていました。
そして道具のことも。。
日本の技術には、左官だけでなく、
たくさんの道具をつかう歴史があり、左官の道具は、1600も(メモがいろいろあって、わからなくなってしまいました。とにかくたくさん!!これに近い数字でした、)あるそうです。
またコテについては
世界で一番のレベルにあるそうで、
日本のコテを売っているようです。
その日本のいいところ、大切にしていきたいですね。
そして、数々の久住さんの作品群をみせていただきました。
創作的なものから、
伝統的なものまで。
蔵などは、左官屋さんが、図面をひき、
大工さん、瓦屋さんに、指示するのだとか。
この辺では、
パークマンション千鳥ヶ淵 (ギャラリ−ならはいれるそうです。)
キムカツ 恵比寿本店 http://shop.kimukatsu.com/
45rpm http://www.45rpm.jp/jp/index.html
カッシ−ナ 恵比寿本社
等がみられるそうです。
ぜひ、みなさんも!

●遠山邸

墨差天王寺

蛍壁

紅 大津磨き

遠山邸の壁です。
墨差天王寺
蛍壁
紅色の大津壁です。
どうしてこんな壁ができるのでしょうか
他にもいろいろな壁があるのですが、
写真ってむずかしいです。

●教文館

土の色

土の色

照明の光もやわらかいですね。

教文館ビル4階のカフェの壁です。
全国のいろいろな色は全国の土の色って書かれていました。
きれいですね。
いろいろな色があるんですね!!
三枚目の写真は、階段ホ−ルの天井です。
土って光をやわらかくするんだなぁって思いました。

●教文館

全体の様子です。

近くで見た様子です。

銀座にある教文館ビルの4階にあるカフェの壁です。
なんだかやさしい曲線です。
窓際のすみっこの席に座ったらつつまれているようなかんじがしました。

●漆喰、石膏彫刻

漆喰蛇腹引きの工程

蛇腹をひくじょうぎ

夜、湯田さんの左官講習会に行ってきました。
漆喰による蛇腹彫刻のお話。
石膏による蛇腹彫刻のお話。
話をつづけいくうちに、
会場からは感嘆の声があがっていた。
(まとめる時間がないのでそこははぶきますが)
小舞の講習会の時もそうだったけれど、
今日のために、見本を仕事が終わってからの、夜と夜をつないで、
つくってきてくださったようで、
そういう人のために、大変なことを大変といわずに、
動けることがかっこいいと思った。
そういえば、湯田さんの漆喰って最低、7回塗り(工程が)
なんですよね。
美しさには理由があること思い出した。
そうそう、入隅を塗る鏝は自らたたいて、つくっているそうです。
写真2枚目は漆喰蛇腹の時の定規。
これもみな湯田さんの手造り。
秋田杉の赤みを乾燥させたものでつくる
(木摺り等、下地となる部分、杉の赤身のもったいないくらい、
いいところでつくらないといけないそうです)
漆喰はかわくのを待つので時間がかかるし、
こうやって、手間もかかるそうです。
でも、漆喰のほうがきれいだなぁと思って、
伝えてしまったら、
湯田さんも、そうでしょう。。っておっしゃていた。
なんかすごい。

●壁はふわぁと

中塗りの壁

壁はふわぁと。
なんだかいい言葉。
中塗もまたきれいでした。
中塗りって
光をあてると凸凹が目だって、
むずかしいともおっしゃていました。

●富士屋 花筏さんの壁

とってもかわいかった

本物みてみたいな。

高山にある和菓子屋さん花筏さんの壁。
飛騨に行ってみたくなりました。
壁が乾きすぎるとはいらない
水分がありすぎると埋まっちゃう。
花筏という花からイメージされたとか。
いれる
その時がむずかしいっておっしゃてっていた。
斜めの壁の前にあったてるてるぼうすがかわいかったなぁ。

●秀平さんの壁

ヒガキの壁

これもまたきれいでした

ヒガキも見せる。
塗るプロセスも、
施主さんに喜んでいただく。
工業製品にない楽しみ。
水が吸っていないときだと
痛々しい。って繰り返しいっていた。

●秀平さんの壁

NHKのバックだった壁を再現

箒引きが水分を含んでいるうちに
しあげる。
それでないと一体化しないって言っていた。
練習はたくさんしている
本番はさっとやる。
何気なくコテをあてるだけなのに、
ものすごくきれいでした。

●はじめのことば。さいごのことば

狭土秀平さんのことば

夢を持って帰ってほしい。
秀平さん(左官屋さんたちがそう読んでいたので、真似ちゃいます。)のはじまりの言葉はこうだった。
最後の言葉は、
自分は自分の左官をやる
なんと言われようと。
みなさんは、みなさんの地元で、
自分のヒガキを考え、
自分の世界をつくって。
・ストーリー
・ざっくりした壁
・リズムのある壁
・流れるような命のある線
・風景から
・下塗りからみせる
・自分のスタイル
・自然をみかたにする。